北朝鮮は9月3日、6回目の核実験を実施しました。多くの国が制裁を課していますが、効果は十分ではないようです。

さらに、今後の北朝鮮の祝日(9月9日の建国記念日や10月10日の朝鮮労働党創建記念日)に合わせて新たな動きをする可能性が指摘されています。

こうした状況にあって、もし北朝鮮がミサイルを発射し、それが日本の方向に飛来した場合、我々はどうすればよいのでしょうか。本稿では、避難もしくは対処の方法をまとめました。

一言でいうと・・・

  • Jアラートを受信できる状態にします。ミサイルが日本に飛来する可能性があれば作動します。
  • Jアラートが鳴ったら、屋外にいる場合は近くの頑丈な建物や地下に移動し、屋内にいる場合には窓から離れます。
  • 着弾したら密閉性の高い屋内の部屋または風上に避難します。化学・生物・核兵器の可能性も念頭におきます。

Jアラートを受信する方法

Jアラートは、以下の方法で受信できます。

  • 市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れる
  • 携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信されます。格安SIMを利用している場合はYahoo!の防災情報アプリを導入すれば受信できます。

なお、Jアラートによる情報伝達は、国民保護に係る警報のサイレン音を使用し、弾道ミサイルに注意が必要な地域で、 幅広く行われます。

Jアラート受信後の行動

弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合

Jアラートで速やかな避難の呼びかけが行われます。

  • 屋外にいる場合には、直ちに近くの頑丈な建物や地下に避難してください。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守って下さい。
  • 屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。

弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合

落下場所等について通知があります。
続報の伝達もありますので、引き続き屋内に避難します。

日本の領土・領海に着弾しなかった場合

このほか、日本の上空を通過した場合、日本まで飛来せず、領海外の海域に落下した場合には、その旨の続報があります。

着弾後の行動

攻撃当初は堅牢な建物や地下街に避難し、その後は行政機関の指示に従って適切に避難します。

爆発後

  • とっさに姿勢を低くし、身の安全を守ります。
  • 周囲で物が落下している場合には、落下が止まるまで、頑丈なテーブルなどの下に身を隠します。
  • その後、爆発が起こった建物などからできる限り速やかに離れます。
  • 警察や消防の指示に従って、落ち着いて行動します。
  • テレビやラジオなどを通じて、行政機関からの情報収集に努めます。

特殊な爆発物への対応

化学剤や生物剤が使われた場合は以下のようにします。

  • 口と鼻をハンカチで覆いながらその場を離れます。
  • 密閉性の高い屋内の部屋や風上の高台など汚染の恐れのない安全な地域へ避難します。

核爆発の場合は以下のようにします。

  • 閃光や火球が発生した場合には、失明するおそれがあるので見ないようにします。
  • とっさに遮蔽物の陰に身を隠します。近隣に建物があればその中へ避難します。地下施設やコンクリート建物であればより安全です。
  • 上着を頭から被り、口と鼻をハンカチで覆うなどにより、皮膚の露出をなるべく少なくしながら、爆発地点からなるべく遠く離れます。その際、風下を避けて風向きとなるべく垂直方向に避難します。屋内では、窓閉め・目張りにより室内を密閉し、できるだけ窓のない中央の部屋に移動します。屋内に地下施設があれば地下へ移動します。
  • 屋外から屋内に戻ってきた場合は、汚染物を身体から取り除くため、衣類を脱いでビニール袋や容器に密閉します。その後、水と石けんで手、顔、体をよく洗います。
  • 安全が確認できるまでは、汚染された疑いのある水や食物の摂取は避けます。
  • 被ばくや汚染のおそれがあるため、行政機関の指示などに従い、医師の診断を受けます。

参考文献

  • 国民保護法ポータルサイト[リンク]
  • 内閣官房「武力攻撃やテロなどから身を守るために」[リンク]