SAS用マウスピース・ソムノデントのメンテナンス

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を防止するために装着するマウスピース(医療器具)のソムノデント。大掛かりで電源を要するCPAPよりも利用が簡易で持ち運びも容易な非常に便利な器具ですが、保管やメンテナンス(洗浄)の方法が気がかりです。

そこで、メーカーが推奨するお手入れの方法を記載します。

マウスピースの洗浄・保管は重要

マウスピースは口の中に長時間入れて利用するため、口の中の雑菌が付着します。このため、取り外したマウスピースを洗浄せずに保管すると雑菌が繁殖してヌメヌメしてしまいます。

こうしてマウスピースについた汚れや雑菌は、再び装置した際に唾液と一緒に胃に流れ込みますから、清潔に洗浄・保管することが重要なのです。

ソムノデントの洗浄方法

ソムノデントの表面及び内面は、常温水に少量の中性洗剤を入れ、”毛先の柔らかい”歯ブラシを使って毎日清掃します。また、週1~2回程度、市販の部分入れ歯洗浄剤 (ポリデント類) を用いて洗浄します。

ポリデントの洗浄メカニズム

代表的な入れ歯洗浄剤「ポリデント」のメーカーサイトには以下の説明があります。

ポリデント®の多様な成分からなる洗浄システムにより、歯垢とステインを取り除き、ニオイの原因菌を除菌することで、入れ歯を洗浄します。処方に含まれる酸化剤(過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、過硫酸カリウム)は漂白剤で、日々蓄積される着色ヨゴレを取り除いてくれます。入れ歯についた細菌や微生物を除菌するのにも効果的です。

洗浄剤(ラウリル硫酸酢酸ナトリウム)は、ステインを表面から浮き上がらせることで入れ歯を洗浄します。発泡成分(重炭酸ナトリウム、クエン酸)が錠剤を分解し、上記の成分を分散させて、入れ歯を洗浄します。入れ歯を浸した後で洗浄液をつけながらブラシでブラッシングするとさらに効果的です。

総入れ歯用か部分入れ歯用か

市販の洗浄剤には「総入れ歯用」と「部分入れ歯用」があります。部分入れ歯の製品は、部分入れ歯に使用されている金属部分に優しく設計されています。

金属を利用しているソムノデントの場合は「部分入れ歯用」がより適切と言えます。

ソムノデントの保管方法

ソムノデントを取り外して洗浄した後、装置全体が浸る程度の水道水を入れた容器の中に保管します。衛生のため水は毎日交換し、その容器も洗浄することが推奨されています。

また、長期(3日以上)保管の場合は、清潔に洗浄した上で乾燥保管することが推奨されています。湿度が頻繁に変化すると装置の劣化につながるためです。