株式投資はハイリスク・ハイリターン?

株式はハイリスク・ハイリターンな資産だと思っている方が非常に多いです。
実は、この認識が、文脈次第では誤りであることをあなたはご存じですか?

長期ではリスクも低い

このことを、実証的に示した書籍が、ジェレミー・シーゲルさんによる「株式投資」です。
あなたが株式投資で資産形成しようと考えているのであれば、強くおすすめします。

過去のデータを解析してみると、株式投資は短期(例えば1年間)の収益変動は確かに大きいのですが、長期(例えば10年間)での実質収益(インフレ調整済)は、ほとんどの時期において、債券や金など他の資産を圧倒的に上回るのです。

本書での主な分析対象は米国市場ですが、日本やドイツなど他市場のデータも分析対象とされ、同様の結果が示されます。

つまり、「株式投資は、短期的にはハイリスク・ハイリターンだが、長期的にはローリスク・ハイリターン」なのです。

ただし、例外的に債券利回りが株式を上回っていた時期もあります。いくら株式のリターンが高いからと言って、高値づかみを回避せねばならないことには変わりありません。

株式投資が有利であり続けるのはなぜか

「株式投資が長期的にローリスク・ハイリターンならば、多くのマネーが殺到して利回りが下がってしまうはずではないか。」と思われる方も多いと思います。

どうして、このような結果になってしまうのでしょうか。
本書では、以下の点を指摘します。

  • 「株式投資はハイリスクである」と主張されることが多く、「長期ではローリスク」である事実が広く知られていない
  • 損失は利益よりも心理的インパクトが大きいため、損失回避の強いインセンティブが働く(行動経済学の知見)

合理的に観察・分析することで、長期的なローリスク・ハイリターンを手にすることができるのです。
知識を得るって、ほんとうにステキなことですね!